大蔵役所 

 

(おおくらやくしょ)

【近世】

旗本原田家が知行所支配のために大蔵村(足助地区)においた役所。原田家は足助荘に居住していた家で、元和元(1615)年に原田種直が加茂郡大蔵・戸中・実栗・摺・安実京(いずれも足助地区)・余平村(旭地区)で200石の知行を得た。戸中村に役所を置いたともいわれる。原田家は種直以後知行所を変えることがなく8代続き、明治維新を迎え、知行所は重原藩領となった。

『新修豊田市史』関係箇所:3巻50ページ