押井の磨崖仏

 

(おしいのまがいぶつ)

【美術・工芸】

押井町の県道490号沿いに立つ「押井のけやき」(市指定天然記念物)の根元にある大きな岩に彫られた磨崖仏で、宝珠と錫杖を持つ地蔵菩薩立像(像高60cm)と、倶利加羅龍王(像高73cm)の2体が彫られている。各像の間に文久3(1863)年3月吉日と刻まれ、各像の側には願主の名前が刻まれている。愛知県内の磨崖仏は、この磨崖仏と大鷲院(新盛町)の磨崖仏くらいである。市指定文化財。


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