(オシメ)
【民俗】〈衣生活〉
オシメはオムツ、シメシとも呼ぶ。着古した木綿の着物をほどき、50cmから60cmくらいの輪型に縫ったものを使った。着物1枚から6枚ほどできる。新しい布は赤ちゃんの肌がかぶれるので、何度も洗ってから使った。オシメは2枚をT字型に置き、股にはさんで巻いた。オシメの外側には綿入れのオシメブトンを巻き、紐で固定した。オシメブトンはワタブトン(古瀬間)、フトンワタ(市木)、ワタオムツ(寺部)とも呼んだ。〈衣生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻254ページ、16巻252ページ