(おにまんじゅう)
【民俗】〈食生活〉
小麦粉を溶いて賽の目に切ったサツマイモを混ぜ、蒸籠で蒸した菓子。蒸し上がってから切り分けて食べた。炭酸を入れて蒸しパン状にするものと、入れずにういろうのようなもっちりした食感にするものがある。後者が古い形で、西岡(高岡地区)ではイモウイロウと呼んでいた。かつては砂糖を控え、サツマイモの甘みで食べるものだった。普段の間食や、稲刈り時のおやつとして作られた。現在は購入することが多くなっている。〈食生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻322ページ、16巻322ページ