尾張川の戦い

 

(おわりがわのたたかい)

【古代・中世】

尾張川は現在の木曽川を指す。承久3(1221)年の承久の乱に際して、西上する幕府軍が6月5日から6日にかけて後鳥羽院方の軍勢を攻め、打ち破った戦い。この時、後鳥羽方の軍勢には、高橋荘地頭の小野盛綱や重原荘地頭の重原氏なども加わっていた。また、足助氏の一族である重成も参加していた可能性がある。こののち、盛綱は勢多でも幕府軍と戦って敗れた。乱のあと、小野氏と重原氏は地頭職を失い、三河の在地勢力の様相は大きく変化した。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻233ページ

→ 足助氏小野氏重原氏