(かちくごや)
【民俗】〈住生活〉
家の裏手や横には家畜小屋があった。牛を飼うことが多かったため、一般にウシマヤと呼ばれた。建物は、敷地斜面を利用したシタヤ造りになることがあった。これは斜面の下側に石垣を組んだ半高床式の小屋をいう。床部分で家畜を飼い、床下は便所などに使われた。平地部では門長屋の一部を家畜小屋にすることもあった。家畜は牛のほかに馬、豚、山羊、鶏などが飼われたが、昭和30年代以降は車庫などに改造されている。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻429ページ、16巻418ページ