(がっこうしえんちいきほんぶじぎょう)
【現代】
文部科学省が平成20(2008)年度に開始した、学校・家庭・地域の連携のもと、地域ぐるみで学校を支援する体制を整備する事業。豊田市は平成25年3月に策定した第2次教育行政計画で「地域ぐるみの教育」を重点テーマとして掲げ、「地域力を生かした学校支援の推進」の一環として学校支援地域本部の設置を打ち出し、小学校3校、中学校1校の4校に設置が予定された。平成26年4月に市内で最初に学校支援地域本部が置かれた浄水北小学校では、学校と地域を効果的に結び、学校支援活動の拡大を図るとともに、学校支援地域本部が活動できる部屋が校舎内に設置され、併せて地域コーディネーターが配置された。平成28年までに市内25校に学校支援地域本部が設置されたが、平成29年度以降、学校と地域、子どもたちと地域とがともに活動すること(すなわち「連携・協働」)を目指す地域学校共働本部へと変化し、そこでは地域人材の発掘やボランティアの募集、連絡・調整、および地域と学校のパイプ役となる地域コーディネーターへの期待が高まることになった。その後、第3次豊田市教育行政計画では、地域学校共働本部が市内の全小中学校、特別支援学校へと拡大され、地域と学校が連携・共働して子どもの成長を支える体制づくりがさらに進められることになった。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻787ページ
→ 教育行政計画