(かとうしょうざぶろう)
【現代】
足助町名誉町民。足助町長。明治12(1879)年10月15日生まれ。明治36年6月13日、東加茂郡書記に就任、翌年3月には日露戦争にも出征、戦後の明治39年4月1日には軍功により勲七等青色桐葉章ならびに功七級金鵄勲章を受章した。大正4(1915)年9月30日に盛岡村助役、翌年4月6日には村長に就任、以降、24年余りにわたってその重責を担い、その間、県会議員なども務め、県政の発展に尽力した。昭和30(1955)年4月に足助町・盛岡村・賀茂村・阿摺村の4か町村の合併が実現して新足助町が誕生したが、その初代町長に就任、新庁舎の建設をはじめ、小中学校の校舎の増改築や簡易水道の整備、交通網の拡充、産業の振興などに尽力し、住民福祉の向上に心を砕いた。昭和30年11月14日に藍綬褒章を受章、同38年11月には名誉町民に推挙された。昭和48年12月8日死去。享年94。