髪型 

 

(かみがた)

【民俗】〈衣生活〉

昭和初期までは日本髪で、黒く練った油を髪につけて髪の乱れを防いだ。若い女性は桃割れ、結婚後は丸髷に結った。平野部では、戦前から電気パーマをかける女性があった。市全域で流行したのは戦後である。正月など特別な時にかけたが、昭和30年代以降はお出かけのときにもかけるようになった。子どもの髪型は男子は坊主頭、女子はオカッパだった。女学校ではおさげ髪、娘時代は三つ編みにした。男子は青年になると七三に分けた。〈衣生活〉

『新修豊田市史』関係箇所:15巻271ページ、16巻267ページ