亀山院  1249~1305

 

(かめやまいん)

【古代・中世】

鎌倉時代中期の天皇。兄の後深草天皇のあと、正元元(1259)年から文永11(1274)年に在位。譲位後も院政を布き、以後その家流は大覚寺統と呼ばれた。弘安6(1283)年に高橋荘を含む所領群を有した安嘉門院が没すると、鎌倉幕府と折衝してその遺領を支配し、以後、高橋荘は大覚寺統の家領として相伝された。正安4(1302)年に後深草院が自分の子に高橋新荘を与えるよう亀山院に懇願したのもそのためである。また、高橋荘の本家としては、領家職を石清水八幡宮に寄進している。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻258ページ