硝子・土石製品

 

(がらす・どせきせいひん)

【現代】

豊田市の北部(猿投・藤岡・小原)で窯業の工場から生産される製品を指す。猿投山周辺に不均等に堆積する珪砂、蛙目がいろめ粘土、木節きぶし粘土、雑粘土等を原料として、釉薬や耐火煉瓦、不定形耐火物(複雑な形状を作る時に使われる粉状または泥状の耐火物の総称)、ガラス、骨材、瓦、陶磁器、モザイクタイルなどとなる。そのうち、陶磁器の原料として農家副業で生産される石粉(いしこ)が豊田市北部で特徴的である。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻82・282・462ページ、13巻512ページ、3号129ページ