(カワセミ)
【自然】
ブッポウソウ目、カワセミ科。留鳥。スズメサイズで、青い背、オレンジ色の腹、長いくちばしが特徴。翡翠(ヒスイ)のような体色から「空飛ぶ宝石」といわれ、この鳥をみてバードウォッチングを始めた人も多い。河川や池沼など水辺に広く生息し、市内市街地の公園の池にも現れる。水面にせり出した木の枝に止まり、またホバリングして水中に飛び込み魚類やエビなどを捕食したり、「チィーッ」と鳴きながら水面をかすめて飛んだりする。高度成長期には生活排水や工場排水で川の水質が悪化したため個体数が減少したが、今では水質改善が進み回復した。他方で、カワセミ自身も汚水に強い魚を捕食するなど適応しているともいわれている。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻565・574・576・578ページ