(カワバタモロコ)
【自然】
コイ科、カワバタモロコ属。国・県ともに絶滅危惧ⅠB類。日本の固有種。市内の地方名としてキンモロコ、キンパ、ギンモロコ、キンジャコ、キンタジャコ等がある(1954~55調査)。産卵期の6~7月になると雄の婚姻色は顕著で頭部、体側に美しい金色が現れる。多くの地方名は婚姻色からのものが多い。この時期には雄の胸鰭の上部の鰭条に一列の追星も現れる。全長3cm程度で、県内に生息するコイ科魚類の中では最小である。尻鰭の直前の隆起縁が鋭いことが大きな特徴である。雄よりも雌の方が大きく成長する。市指定天然記念物。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻516ページ