(かんきょうモデルとし)
【現代】
豊田市は平成21(2009)年1月に内閣府より、初年度13都市の一つとして環境モデル都市の指定を受けた。環境モデル都市とは、低炭素社会実現に向けて先駆的な取り組みに挑戦している都市を指す。豊田市では、自動車産業の技術蓄積を前提に、人と環境と技術が融合する環境先進都市「ハイブリッド・シティとよた」を目指した5年間のアクションプランを策定し、交通(環境と交通技術のハイブリッド)、産業(環境と産業技術のハイブリッド)、森林(都市と森林のハイブリッド)を計画に盛り込んだ。いわば未来科学技術を駆使しつつも広大な森林を抱えることになった産業都市・豊田の特性を活かしたプランであった。人口が増加しているにもかかわらず、家庭でも産業でも二酸化炭素削減量はおおむね目標を達成し、第2次アクションプランへと継承された(平成26~30年度)。さらに平成30年6月15日には「SDGs未来都市」に選定されている。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻684ページ