(かんのんじこんごうりきしりゅうぞう)
【美術・工芸】
像高 密迹金剛(阿形)204.8cm 那羅延金剛(吽形)204.5cm、檜材寄木造、内刳、玉眼、彩色(剥落)。道慈山観音寺の山門に安置される金剛力士立像で、2体ともに裙と天衣を身に着け、金剛杵を執る力士形の尊像で、開口して忿怒相をあらわす密迹金剛(阿形)と閉口して忿怒相をあらわす那羅延金剛(吽形)からなる。昭和57(1982)年の修理時に胎内の墨書と納入品(木札と納入文書)が発見されており、寛政7(1795)年に制作された尊像であることがわかっている。市指定文化財。
『新修豊田市史』関係箇所:21巻67ページ
→ 金剛力士