観音寺(上野町)聖観音菩薩立像

 

(かんのんじしょうかんのんぼさつりゅうぞう)

【美術・工芸】

像高 54.2cm、檜材一木造、内刳なし、彫眼、素地。左手に蓮華を執り、右手を胸前に構える通形の聖観音菩薩立像である。全体に風化が目立ち、両肩以下をはじめ頭体幹部以外の接合部はみな後補だが、穏やかで優美な尊像であり、平安時代後期(12世紀前半頃)の制作と考えられている。

『新修豊田市史』関係箇所:21巻15ページ

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