勘八古墓 

 

(かんぱちこぼ)

【考古】

石野地区勘八町の標高84mの段丘上位面(挙母面)に立地する古墓。東海環状自動車道建設に伴って平成8(1996)年に市教育委員会が勘八2号墳と合わせて実施した発掘調査において、土壙1基と火葬墓2基が検出されている。1号火葬墓からは延享5(1748)年の銘文をもつ墓標が出土し、手足を折りたたんだ状態で火葬された西頭位の人骨が検出された。2号火葬墓からは、宝暦6(1756)年没年の銘文のある墓標が発見され、丸太状の木炭とともに北頭位の人骨が出土している。

『新修豊田市史』関係箇所:20巻386ページ

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