(きけんすいい)
【自然】
危険水位は、原則として「洪水により相当の家屋浸水等の被害を生ずる氾濫の起こる恐れがある水位」であり、河川の箇所ごとに設定するものと定義されている(危険水位及び氾濫危険水位の設定要領より;国土交通省)。計画高水流量は、基本高水流量からダムや調節池などでの洪水調節量を差し引いた流量(河川流量)であり、計画高水位は、河川改修後の河道断面を流下するときの水位のことである。この水位を上回る超過洪水では、堤防が危険な状態になることを意味する。なお、洪水予報観測所において、当該水位の洪水予報観測所換算水位を観測した時点から当該危険箇所において越水(えっすい)(増水した河川の水が堤防の高さを越えてあふれ出す状態)や溢水(いっすい)(増水した河川の水が堤防のないところであふれ出す状態)が発生するまでの間に、避難勧告の発令などを完了させることが可能となるよう、水位上昇速度および避難などに要する時間を考慮して設定されている水位。高橋(高橋地区)の氾濫危険水位は6.80mと設定されている。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻246・265ページ
→ 河川流量