(きゅうあすけけいさつしょ)
【建築】
足助町(足助地区)。旧伊那街道(中馬街道)の沿道にあって、足助の町並み中ほど、足助川の中橋のたもと左岸に位置している。明治34(1901)年3月31日竣工。大名の客殿にみられる玄関の入り口の大きな唐破風と波模様の懸魚、それを支える舟肘木、竹の雨樋がつき、龍がとぐろを巻く洋風造りの棟飾り、門前の石柱が特徴の近代和風建築となっている。木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺、建築面積213.7m2、桁行10間、梁間4間。昭和33(1958)年4月岩神町に新築移転した。昭和37年に足助町森林組合事務所となり、昭和49年に足助商工会の事務所となっている
『新修豊田市史』関係箇所:22巻464ページ