(きゅうきょうわもっこうじょ)
【建築】
足助町(足助地区)。足助の民家の特徴である、表二階に座敷を設けた本二階建で、町並みにみられる伝統的な町屋の様式を踏襲した近代和風建築。田町新道に面しており、その様式から大正期に建築されたものと思われる。木造2階建、切妻造、桟瓦葺、正面に軒庇付の平入りで、近年まで製材工場が別棟に付随していた。延べ床面積211.89m2、桁行4.5間、梁行5間、ほぼ方形の平面計画で、道路の湾曲に沿って東南角を欠いている。1階を木工作業や事務室に、2階は四間取りで居住のための座敷としていた。市は平成17(2005)年、各種催事・集会場としての田町交流館(田町活性化施設)をここに開館した。
『新修豊田市史』関係箇所:22巻487ページ