旧平岩求家住宅

 

(きゅうひらいわもとむけじゅうたく)

【建築】

陣中町(挙母地区)。豊田市郷土資料館付設の民俗資料館。豊松町(松平地区)にあった、江戸中期(江戸後期の可能性も指摘されている)とされる旧庄屋平岩家の主屋を移築し、生活用具とともに公開展示していた。間取りは主屋の東側2間をニワ(土間)、西側5間を床上げとする広間型、初期の広間型から広間三間取り型へ推移していく、鳥居建の過程がみられる民俗資料となっており、同時代の旧山内家住宅や旧海老名三平宅と比較して見分される。木造平屋建、寄棟造平入、茅葺(亜鉛鉄板覆)、桁行7間、梁間3.5間。令和6(2024)年開館予定の豊田市博物館に再び移築されることになっている。市指定文化財。


『新修豊田市史』関係箇所:22巻266ページ

→ 旧海老名三平宅旧山内家住宅