(きょうだい)
【民俗】〈衣生活〉
鏡台は鏡を立てる台で、結婚の際に持参し、引き出しの中にはクリームやおしろいなどの化粧品を入れた。形は時代によって変化し、東郷(小原地区)の3人の話者によれば、昭和25(1950)年に結婚した話者は鏡一枚がついた座式の和風鏡台、昭和33年に結婚した話者は三面鏡がついている座式の洋風鏡台、昭和46年に結婚した話者は椅子式の洋風三面鏡だったという。鏡台は大切にして、好きな布のカバーをかけておいた。〈衣生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻273ページ、16巻269ページ