経塚
(きょうづか)
【考古】
主に経典を埋納した平安時代以降の遺跡。塚状を呈することが多く、その中に経巻が経筒や経筒外容器に入れられて埋納されたが、足助町の飯盛山経塚のように鏡や刀を共伴する事例もある。経塚の一種である一字一石経は、円礫1つに対して経文の1文字を記して集積・埋納したもので、主に江戸時代に築かれた。石野地区東広瀬町にある東広瀬経塚は、設置された経石碑から寛政7(1795)年に築造されたものであることがわかる。
『新修豊田市史』関係箇所:2巻378ページ
→ 飯盛山経塚、東広瀬経塚