(クルマづくりきわめるプロジェクト)
【現代】
自動車関連企業のプロの指導のもと、子どもたちがクルマづくりのワザを体験しながら、基礎から車の構造について学び、追求していく事業。この事業は平成15(2003)年に市民から「単にものをつくる方法を学ぶのではなく、その心、本質を体験し、ものづくりの楽しさを実感してもらいたい」という趣旨での寄付をもとに実施された「モノづくりなぜ?なぜ?プロジェクト」(平成16~平成25年)の自動車チームを継承、発展させ平成26年から始まった。このプロジェクトは6月から翌年3月まで、土曜日を中心に30回程度の活動がある。活動は対象年齢や内容によって入門(小学校5年生から中学校3年生)、研究(継続して参加する高校3年生まで)、挑戦(継続して参加する高校1年生以上)の3つのコースに分かれている。活動は、公益財団法人あすて(憩いの家)で実施している。この活動に参加するクルマづくりのプロはすべてボランティアである(総勢250人以上)。自動車関連企業(15社)は社会貢献として無償で指導者を派遣し、市民も一般ボランティアとして参加している。このプロジェクトのチームは、全国から手作りのエコカーが集まるレースにも参加している。
『新修豊田市史』関係箇所:14巻454ページ