高専ロボコン

 

(こうせんロボコン)

【現代】

ロボコンとはロボットコンテストの略で、参加者が自分で製作したロボットを使い、さまざまな課題の克服を競う大会の総称。1977年のアメリカ電気電子学会(IEEE)の提唱に基づくもので、日本では、昭和63(1988)年にスタートしたアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)を契機とし、この競技会がロボコンの代名詞となっている。市内では豊田工業高等専門学校(豊田高専)が平成元(1989)年の第2回大会から参加しており、第8回大会以降は予選である東海・北陸大会を勝ち抜いた10校中4校のみが全国大会に参加できるという厳しい条件の中で、平成元年から23年までの間に優勝2回、特別賞4回など輝かしい成績を残し、全国の強豪校として知られている。その他、豊田高専は自律移動するロボットによる国際競技会であるロボカップの世界大会にも出場しており、平成22年、23年の大会でともに4位、翌24年には3位に入賞している。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻334ページ

→ 豊田工業高等専門学校