後宇多院  1267~1324

 

(ごうだいん)

【古代・中世】

鎌倉時代後期の天皇。在位は文永11(1274)年から弘安10(1287)年まで。亀山天皇の二男。自分のあと、伏見天皇、後伏見天皇と、持明院統の天皇が2代つづいたため、幕府と折衝して正安3(1301)年に大覚寺統の後二条天皇を踐祚させ、自らは院政を布いた。大覚寺統の家長として高橋荘を支配し、正安4年には高橋新荘を自分の子どもに与えるよう求めた後深草院の要求をはねつけている。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻262ページ

→ 大覚寺統