高齢化地域(集落)

 

(こうれいかちいき(しゅうらく))

【現代】

65歳以上人口比率が50%以上となっている地域(集落)を指し、今後、コミュニティの機能低下や維持困難となる恐れのある地域(集落)で、将来的には無住地域となることもある。市町村合併後の豊田市には478の町があり、このうち合併町村部には合併前の大字に相当する町が196ある(平成31年4月1日)。住民基本台帳に登録された人口を基にして確認された高齢化地域は62地区であった。そのなかでも足助地区や小原地区では、高齢化率100%や80~90%台の地域がみられ、これらの高齢化地域の人口は、1桁から20人程度と少数であり、小規模となっている。また、合併町村部の各地区別に高齢化率別に地域数の割合を確認すると、旭地区と稲武地区は高齢化率50%以上の地域数の割合が高くなっている。高齢化率40%台の地域数まで含めると、小原地区を除く合併4町村部の地区で2分の1以上を占めている。今後も少子高齢化が進むことから高齢化地域はさらに増加すると予想される。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻712ページ、14巻526・555ページ