挙母街道

 

(ころもかいどう)

【近代】

愛知郡平針村から赤池(現日進市)で名古屋街道と別れ、西加茂郡挙母村から九久平村を経て南設楽郡新城村に至る名古屋と奥三河の南設楽郡を結ぶ街道である。明治9(1876)年に制定された太政官達第60号で国道・県道・里道の3等級が設定され、それぞれ1~3等級に格付けされた。挙母街道は県道2等(各府県の本庁から支庁に達するもの)に指定されている。明治32年9月、沿道町村から愛知県に改修の請願が行われ、測量が着手された。その際に、沿道町村長や有志が協議し、路線は測量官の選定に一任して、「我田引水」の提案をしないことなどを申し合わせている。

『新修豊田市史』関係箇所:4巻137ページ