(さかいぎ)
【民俗】〈諸職〉
山林における所有地の境界を示す目印として使われた木。アカマツ、スギ、ヒノキ、ベボ(ベボウ、ヒノキ科のネズ)、ビンカ(モチノキ科のイヌツゲ)、アセビなど人目を引くような大きな木が選ばれた。アカマツの場合には尾根に生えているものが、スギやヒノキの場合には伐られずに世代を超えて残された木が境木となった。市場(小原地区)ではニダイギ(二代木)やサンダイギ(三代木)、ノコシギ(残し木)などと呼んだ。〈諸職〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻36ページ
境木
(さかいぎ)
【民俗】〈諸職〉
山林における所有地の境界を示す目印として使われた木。アカマツ、スギ、ヒノキ、ベボ(ベボウ、ヒノキ科のネズ)、ビンカ(モチノキ科のイヌツゲ)、アセビなど人目を引くような大きな木が選ばれた。アカマツの場合には尾根に生えているものが、スギやヒノキの場合には伐られずに世代を超えて残された木が境木となった。市場(小原地区)ではニダイギ(二代木)やサンダイギ(三代木)、ノコシギ(残し木)などと呼んだ。〈諸職〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻36ページ