笹窯

 

(ささがま)

【考古】

市域北西部の藤岡地区御作町地内に所在した室町時代(15世紀前・中葉)の窯跡で、猿投窯から派生した藤岡窯最古の施釉陶器窯とされる。昭和47(1972)年7月の集中豪雨の災害集団移転用地造成に伴い翌48年に発掘調査が行われ、古瀬戸後期様式(後Ⅲ期および後Ⅳ期古)の施釉陶器を焼成した窖窯1基と灰原が検出された。窯体および焼成品は、瀬戸窯の山口八幡2号窯(瀬戸市)と酷似しており、藤岡窯の開窯に際して瀬戸窯からの技術導入があった証左とされている。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻447ページ、20巻256ページ