サシバ

 

(サシバ)

【自然】

タカ目、タカ科。夏鳥。国は絶滅危惧Ⅱ類、県は絶滅危惧ⅠB類(繁殖)・準絶滅危惧(通過)。本編では絶滅危惧Ⅱ類と述べたが、『レッドリストあいち2020』では絶滅の恐れが増したとしてⅠB類に引き上げられた。ハシボソガラスサイズで、オオタカより翼が細長い。「ピックイー」とよく鳴く。谷津田で両生類や爬虫類、昆虫などを主食とする里山の代表種。秋には伊良湖岬などで、南を目指し飛んでいく大群がみられる。豊田市自然観察の森では、「サシバのすめる森づくり」として里山保全に取り組んでいる。カエルの谷で16年ぶりに営巣が確認された。また採食する様子も何度か確認でき、地道な里山保全活動が実を結び始めている。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻565・566・570・572・582ページ