猿投グリーンロード

 

(さなげグリーンロード)

【現代】

猿投グリーンロード(県道力石・名古屋線)は昭和43(1968)年5月着工、総工事費約60億円を投じて昭和47年に完成した。4月1日、愛知県知事桑原幹根、豊田市長佐藤保など関係者多数が出席して開通式が行われた(写真)。豊田市内力石町の国道153号と東名高速道路名古屋インターチェンジとを直結する全長20.54kmの道路で、力石から長久手町の愛知青少年公園までの14.2kmが有料区間で、車道は2車線、自転車・歩行者通行帯も設けられた。猿投グリーンロードは、国道153号の交通渋滞の緩和と奥三河地方の開発という期待を担っており、開通によって、名古屋と足助・稲武・旭の距離を短縮させるとともに、藤岡・小原から名古屋に出る時間も半減させる効果を生み出した。平成16(2004)年3月22日、猿投グリーンロード八草~中山間9kmが4車線となった。


『新修豊田市史』関係箇所:5巻172・529ページ