(さんぎゅうくみあい)
【近代】
明治33(1900)年制定の産牛馬組合法に基づいて設立された牛の生産者組織。郡単位で設立されることが多かった。大正4(1915)年制定の畜産組合法によって牛の利用者も加えた組織となり、この際に産牛畜産組合と改称された。市域における産牛(畜産)組合の例として、足助・松平地区などを区域とした東加茂郡産牛(畜産)組合があげられる。同組合は大正期に種牡牛の増加や畜牛講評会の開催を通じて、家畜の馬から牛への転換をおし進める役割を果たした。
『新修豊田市史』関係箇所:4巻474ページ