(さんぎょうくみあい)
【近代】
明治33(1900)年施行の産業組合法によって設立が公認された協同組合。信用・利用・販売・購買の4業種が存在し、特に農村で浸透した。市域では、明治37年4月に東加茂郡築羽村に設立された築羽村購買組合が嚆矢で、愛知県内でも7番目である。その後、市域各地で設立されており、これは日露戦後の地方改良運動における地域社会の基盤強化という意図と一致していた。さらに明治39年の産業組合法改正によって信用事業と他事業との兼営が認められるようになると、金融機関としても普及。大正11(1922)年には電気供給事業も追加され、西三河は電気利用組合が日本で最も集積する地域となる。昭和7(1932)~18年の農山漁村経済更生運動でも、産業組合は大きな役割を果たした。
『新修豊田市史』関係箇所:4巻264・386・477・552ページ