(さんしゅうあすけこうしゃ)
【現代】
旧足助町の観光施設「三州足助屋敷」、福祉施設「百年草」、観光協会の管理部門(公園、駐車場)を統合して町が80%出資する第三セクター方式の新会社で、平成16(2004)年5月に設立された。平成13年に地方自治法の一部が改正され、指定管理者制度が導入されたことを受け、それらの施設の経営委託は法人格を持った組織が望ましいとされたことで、新会社(公社)が引き継ぐことになった。公社は、足助町の施設であった香嵐渓駐車場、三州足助屋敷と付随施設、百年草などの指定管理者となり、事業内容は、企画総務部門(公園や駐車場などの管理)、足助屋敷事業部(職人による手仕事実演、飲食施設、物品販売、宿泊施設などの管理)、百年草事業部(飲食施設、入力施設、ホテル、ハムとパン製造などの管理)の3部門の業務となった。公社設立当初は、観光協会(事務事業など)も公社に含まれ、公社内に事務局が置かれた。平成17年の市町村合併後、公社が新豊田市に引き継がれると、公社と観光協会の業務が明確化されることになり、香嵐渓や公園、駐車場管理が公社の事業、観光関係の各種行事の企画・運営が観光協会の業務となった。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻713ページ