JAあいち豊田藤岡農業倉庫

 

(ジェーエーあいちとよたふじおかのうぎょうそうこ)

【建築】

藤岡飯野町(藤岡地区)。米の貯蔵庫として昭和初期に建立された。木造平屋建、桁行10間、梁間5間、切妻屋根、桟瓦葺、外壁は押縁下見板張り。内部は5間四方の倉庫を2室並べ、正面に奥行2間の下屋を付け作業前室とする。土間床はモルタル鏝押さえ、基礎立ち上がりはコンクリート造、その上に土台を廻す。内壁は漆喰の上塗り、結露防止のため多数の角材を建てる。高窓を設け、床上換気口は2間間隔で設けられている。小屋組みは、キングポストのトラスを桁行1間ごとに入れ、両妻は和小屋で、和洋の併用式としている。


『新修豊田市史』関係箇所:22巻498ページ