シジミ

 

(シジミ)

【自然】

シジミ科の二枚貝の総称で、殻長は25mm前後。市内には在来種のマシジミと外来種のタイワンシジミ(写真)が生息する。しかし、両種の遺伝子は極めてよく似ており、これらが2種に分かれるか、同種になるのかについては研究者により見解が異なる。水中に浮遊する懸濁物食で、水質浄化能力が高い。かつて市内の山間部では河川に生息するマシジミが食用にされていたが、今日の国産の食用種の多くは汽水性のヤマトシジミである。近年、市内ではタイワンシジミとされる黄色の殻皮を被る個体が増加している。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻404ページ