(しちや)
【民俗】〈人の一生〉
生後7日目の七夜の祝いは盛大で、親戚や組などの女性客を招いて宴を開き、産着を着せた赤ちゃんの抱き回しをした。命名の機会であり、半紙に名前を書いて張りだした。北(小原地区)では一番座が男性客、二番座が女性客で、嫁の実家が人数分の餅を用意した。産婆に礼をするのもこの日で、阿蔵(下山地区)では宴の正面に座ってもらった。宮口上(挙母地区)では近所の子どもを招いて赤飯と菓子を振る舞い、子どもの仲間入りとした。〈人の一生〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻625ページ、16巻565ページ