下河内役所 

 

(しもごうちやくしょ)

【近世】

旗本中根家が知行所支配のために下河内村(松平地区)においた役所。中根家は額田郡に居住していた家で、寛永2(1625)年に正次が下河内村と下野国(栃木県)で270石を知行した。下河内村は125石の村で、知行所のほぼ半数を占める。中根家は正次以後知行所を変えることなく9代続き、明治維新を迎え、三河国の知行所は重原藩領となった。

『新修豊田市史』関係箇所:3巻50ページ