(シャツ)
【民俗】〈衣生活〉
男性の仕事着の洋装化は早く、明治時代末期からシャツの着用が始まった。昭和に入ると既製品のシャツが手に入るようになり、自家製のものは少なくなった。白木綿、天竺木綿、縞木綿、紺木綿などでできたもので、衿なしシャツ、ワイシャツ、カッターシャツ、長袖シャツなどが全域で着用された。戦後には丸首シャツ、開襟シャツが着られるようになった。家でくつろぐ場合も和装でなく、ステテコとシャツ姿の人が多かった。〈衣生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻224ページ、16巻221ページ