祝峰寺五輪塔
(しゅくほうじごりんとう)
【美術・工芸】
高さ49.5cm、宇治石。三ツ久保町の祝峰寺境内に安置される1基の五輪塔(写真中央)。祝峰寺東屋敷跡から移されたと伝わり、桃山時代の武士の墓とされている。五輪塔は、下から方形・円形・三角形・半月形・宝珠形を順に積み重ねた形であらわされた塔で、それぞれの形は地・水・火・風・空という密教の教えに説く、万物を構成する五大元素をあらわしており、同時にこの形は、密教の根本仏である大日如来の姿をあらわすものでもある。市指定文化財。