(しゅこうじわたなべけぼしょ)
【考古】
江戸時代に寺部村(寺部町ほか、高橋地区)に陣屋を構えて当地方を治めた尾張藩の重臣であり「幕下御付属衆」であった渡辺家の墓所。寺部町の真宗大谷派渡辺山守綱寺の境内にある。境内地北東部の最高所に位置し、正面には石燈籠を両側に配した墓道が取り付く。歴代当主と4代宣綱以降の奥方および関係一族の墓塔、総計51基からなる真宗特有の墓塔で、歴代当主の墓塔は南面し、一対の石燈籠が備えられている。昭和52(1977)年3月に市指定史跡となった。
『新修豊田市史』関係箇所:3巻144ページ、20巻306ページ