(じゅばん)
【民俗】〈衣生活〉
襦袢は男女ともに着用した和装の下着で、ジバン、ハダジュバン、シタジュバンとも呼び、晒やガーゼでできていた。農作業用に着用したジュバンは肌着を仕事着に転用したもので、タジュバンやタンボジュバンと呼ばれ、丈の短い上衣が使われた。坂上(松平地区)では、女性は絣のタジュバンに半幅帯を巻き、タスキをかけた。和合(下山地区)のように、短めのタジュバンの上に腰より下までのウワハリを着る例もあった。〈衣生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻221ページ、16巻238ページ