(しょうがくかんいか)
【近代】
明治19(1886)年制定の第1次小学校令により、尋常小学校の代用として設けられた学校。4年制で授業料を原則徴収する尋常小学校に対し、修業年限は3年以内、無償制で一日2~3時間の授業を行った。愛知県では明治20年に小学簡易科教則を定め、月曜から土曜まで毎日3時間ずつ読書・作文・習字・算術を教えるものとした。市域では同21年に東加茂郡3校、北設楽郡1校、西加茂郡は18校と、郡により設置数に大きな開きがあった。明治25年に第2次小学校令が愛知県で施行されたことによって廃止となった。
『新修豊田市史』関係箇所:4巻237ページ
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