商工会

 

(しょうこうかい)

【現代】

第二次世界対戦前から足助町、高岡村、下山村、猿投村、保見村、石野村などに商工会があった。戦後も小原村商工会が新たに組織された。昭和35(1960)年5月20日に「商工会の組織等に関する法律」(商工会法)が公布されて以降、これらの商工会は、商工会法に基づく商工会に組織替えを行った。商工会は、主に町村部に設立され、地域の事業者が業種に関わりなく会員となって活動している。昭和30年代から40年代にかけて豊田市に合併した上郷町、高岡町、猿投町、松平町の商工会は、豊田市に合併後も商工会としての活動を続け、平成5(1993)年4月1日に4つの商工会と豊田商工会議所が合併した。平成17年の豊田市と6町村の合併以降は、藤岡商工会、小原商工会、足助商工会、下山商工会、旭商工会、稲武商工会が活動している。なお、市制施行前の挙母町では昭和21年に挙母商工会設立発起人による第1回準備委員会が開催された。市制施行された年である昭和26年の12月に、商工会を発展的に解消して挙母商工会議所の創立総会が開催された。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻118・766ページ