(しょうひしゃこうばいどうこうちょうさ)
【現代】
愛知県が昭和47(1972)年度から尾張部と三河部に分けて実施してきた消費者の購買行動についての調査である。広域商業圏動向調査という名称だった時期もある。買回品、準買回品、最寄品、贈答品について、その品目の商品をよく購入する場所について選択肢を挙げて尋ねている。購入場所(地域)は、調査年ごとに設定されている。商店街を利用する理由などを尋ねた調査年もあった。三河部における調査は、これまでに昭和47年度、50年度、53年度、56年度、59年度、62年度、平成2(1990)年度、5年度、8年度、11年度、21年度の11回実施された。平成21年度調査については、市町村合併前の範囲でも集計されており、市域についても平成17年に合併する前の旧町村単位での購入場所の選択肢の設定と集計もされた。調査票「お買いもの調査」により、公立中学校2年生の生徒の家庭を対象として実施しているため、必ずしもすべての消費者の購買行動を把握できるわけではないが、50年近くにわたり、およそ同様の方法で継続的に実際されており貴重な資料となっている。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻760ページ、13巻666ページ