シロマダラ

 

(シロマダラ)

【自然】

ナミヘビ科オオカミヘビ属に属するヘビ。北海道、本州、四国、九州に生息する日本固有種。成体は白褐色の地に黒色の斑模様を持つ。小型の爬虫類を専食する。夜間に行動して、嗅覚を利用して休息中のトカゲ等を発見し、捕食する。市域での記録は丘陵地、山地域に限られるが、完全な夜行性のため遭遇する機会自体が少なく、平野部に生息しているかどうかは不明である。日中でも岩や倒木を起こして発見することがあるが、轢死体として発見する機会も少なくない。また体鱗列数が胴の中央部でも17列しかなく、日本本土産のヘビでは最も少ないため、状態がよければ脱皮殻でも同定することができる。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻537ページ