(しんかなやまいせき)
【考古】
猿投地区の亀首町新金山に所在し、矢作川の支流である籠川の右岸にある縄文時代~古代までの遺跡。下位段丘面(越戸面)上に立地し、標高は60m前後、沖積低地との比高は1~2m。平成10(1998)年に、土地改良事業と市道の建設に先立ち市教育委員会による発掘調査が行われている。縄文時代晩期の土坑、弥生時代前期の土器棺墓3基、古墳時代前期~奈良・平安時代に至る集落跡が確認され、54基の竪穴建物跡や5基の掘立柱建物跡などが確認されている。
『新修豊田市史』関係箇所:1巻94・135・295・365・456ページ、18巻136ページ