(しんせつこう)
【現代】
高度経済成長期になると豊田市では製造業従事者を中心に労働者が増加した。それに伴って児童生徒数が急増し、昭和45(1970)年頃から旧豊田市では小中学校の仮設校舎(プレハブ校舎)が数多く設置された。中には分離し新たな学校も新設された(新設校)。昭和46年に寺部小学校から分離して開校した東山小学校をはじめとし、挙母小学校では昭和47年に元城小学校、昭和48年には梅坪小学校・朝日小学校が分離し新設された。さらに朝日小学校からは昭和52年に浄水小学校が分離し新設された。また中学校でも昭和48年に朝日丘中学校・豊南中学校・高岡中学校の一部が分離し、竜神中学校が新設開校した。このように旧豊田市では1970年代から1980年代にかけて多くの小中学校が新設開校した。小中学校の新設は、平成2(1990)年の五ケ丘東小学校、昭和61年の井郷中学校の開校でいったん途切れるが、平成26年には浄水小学校から分離し、浄水北小学校が新設開校した。中学校では、平成23年に藤岡中学校から分離した藤岡南中学校が新設開校し、さらに平成28年には梅坪台中学校から分離し、浄水中学校が新設開校している。また、下山地区では児童数の減少により、平成18年には5小学校が統合し巴ケ丘小学校が新設開校した。このように児童生徒数の減少による小中学校の統廃合は合併前の旧町村ではいくつかみられる。
『新修豊田市史』関係箇所:5巻496ページ、14巻376ページ