瑞応寺(長野県松川町)雲版

 

(ずいおうじうんばん)

【美術・工芸】

縦39.7cm、横36.9cm、厚1.1cm、銅鋳造、応永30(1423)年銘。吊手は3弧であるが、中央はやや高く、吊孔は二重圏線の円孔、繰り込みは下方左右に各1個、被熱のため歪みができ、白っぽくなっている。銘は3行の陰刻で、「應永三十年/三州足助宮平光勝庵公用/癸卯霜月𠮷日」とあり、もと宮平光勝庵の雲版であったが、寺伝によれば、むかし、武田軍が足助に下っていた時に持ち帰ったという。

『新修豊田市史』関係箇所:21巻428ページ

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